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逗子、葉山 [湘南・鎌倉]

ひさしぶの湘南

逗子海岸


小浜海岸

江ノ島が霞んで見えました。


葉山




日差しが強いからでしょうか、防波堤の波消の間から見える海水がターコイズブルーに輝いて青の洞窟のようでした。








Webブラウザを使って、プログラムの作成と実行、ドキュメントの作成、プログラムとドキュメントの保存と共有ができる Jupyter Notebook の開発チームがACM (Association for Computing Machinery)のthe ACM Software System Award を受賞したそうです。

https://blog.jupyter.org/jupyter-receives-the-acm-software-system-award-d433b0dfe3a2
Jupyter_ACM_Award.JPG

LIGO (The Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory ) が重力波を発見した際にも、データと解析プログラムがJupyter Notebookで公開され話題になりましたが、多くの人々がドキュメントを見るだけでなく、実際のデータやプログラムを動かして確認できる仕組みは、科学の発展に大きく貢献していると思います。

LIGO Open Science Center
https://losc.ligo.org/tutorials/
https://notebooks.azure.com/losc/libraries/tutorials

Losc_Azure.JPG


入門用(?)のコンテンツとして、ブリンマー・カレッジの女性STEMリーダー育成のためのnotebookが公開されています。男性が利用しても問題ないはずです。(たぶん、、、きっと)
Enhancing Computation and Information Science Learning Opportunities for Women Leaders in STEM
https://github.com/BrynMawrCollege/TIDES

海外の大学(高校も?)では、コンピュータ・サイエンスや情報処理の授業で、Jupyter Notebookを活用していて、宿題もクラウド上のnotebookにプログラムを作って提出させているところが多いようです。

公開されているコンテンツも多いので、インターネットとブラウザが利用できれば、世界中の誰でもコンピュータ・サイエンスやデータ・サイエンスなどの質の高い知識を得ることができるようになっているのですが、日本では、多くの自称データサイエンティスト(カナ)が未だにP値とか、何でも正規分布、何でもピアソンの積率相関、そうかと思えばいきなり何でもDNNとかやってしまうのは、何故なんでしょう...今日本で本当に必要な教育は、コンピュータ・サイエンスとか統計ではなく、英語のWebページを読めるようにすることかもしれません。
(統計やデータサイエンスとか教える立場の人でも、2年も前に、ASAからP値や仮説検定に頼るのは避けましょうというの出ているの知らない人が多いです。
AMERICAN STATISTICAL ASSOCIATION RELEASES STATEMENT ON
STATISTICAL SIGNIFICANCE AND P-VALUES
https://www.amstat.org/asa/files/pdfs/P-ValueStatement.pdf
昨年日本語訳も出ている。
統計的有意性と P 値に関する ASA 声明
http://biometrics.gr.jp/news/all/ASA.pdf )



フランスやドイツでも、Jupyter Notebookを活用しているようですが、PARI/GPとかSingularのような計算機代数アプリケーションを使えるようにするという、いかにもヨーロッパらしい(?)取り組みをしています。


Singular で、Steine Roman surface という、球面上の点 (x1, x2, x3) を (x1x2, x1x3, x2x3) にマッピングさせることによって得られる曲面を作ってみました。

Steine_Roman_surfase.JPG
ring S2 = 0, x(1..3), dp;
ideal SPHERE = x(1)^2 + x(2)^2 + x(3)^2 - 1;
ideal MAP = x(1) * x(2), x(1) * x(3), x(2) * x(3);
ring R3 = 0, y(1..3), dp;
ideal ST = preimage(S2, MAP, SPHERE);
print(ST);

LIB "surf_jupyter.lib";

plot_jupyter(ST, "scale_x=0.1;scale_y=0.1;scale_z = 0.1;rot_x=0.5;rot_y=0.6;rot_z=1.5;");

Singularno

驚くほど簡単にできちゃいます。


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