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脱兎 [ヨコハマ]

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みごとに、逃げられてしまいましたね...

トルコのサバハ紙によると、こんな感じだったらしいのですが、本当はどうだったんでしょう...
https://www.sabah.com.tr/yasam/2020/01/03/carlos-ghosn-olayina-iliskin-mng-jetten-flas-aciklama
carlos-ghosn-olayina-iliskin-mng-jetten-flas-aciklama.jpg





日本では、ゴーン氏が一方的に悪者にされていますが、フランスのLe Figaroの投票では、76.46%の人が、ゴーン氏は日本から逃げる権利があると答えているなど、国によっても違いがあるようです。

Le Figaro
Carlos Ghosn a-t-il eu raison de s'enfuir du Japon ?
https://www.lefigaro.fr/international/carlos-ghosn-a-t-il-eu-raison-de-s-enfuir-du-japon-20200101
Carlos Ghosn a-t-il eu raison de s'enfuir du Japon.jpg

ゴーン氏が日産の社長になったのは、1999年ですが、当時、日産は2兆1千億円もの有利子負債があり、再建のためにはルノーの資金提供と経営陣の入れ替えが必要でした。
また、日本国内は、バブル崩壊後の不良債権処理の真っ最中で、さらに都市銀行は、BIS (the Bank for International Settlements:国際決済銀行)の A new capital adequacy framework (新たな自己資本充実度の枠組み)の対応に迫られるなど、金融システムや経済面でも大変な状況にありました。(住専処理や住専以外の不良債権処理やBIS対応を同時期にやってしまったことで事態を更に悪化させてしまったという説もあります)
このような状況でも、日産は、日産リバイバルプランにより、大量のリストラや、工場閉鎖などをともなう改革を行い、4年間で2兆1千億円の借金を返済し、業績を回復することができました。

バブル崩壊後の精算処理では、金融機関などにも、海外の資本が入り、ハゲタカファンドなどという言葉も流行ったりしましたが、もし、海外からの資本の投入や、日本人には強引とも思われるような、思い切った再建策を行わずに、数兆円の借金と、数十万人の雇用をかかえる企業や金融機関を潰してしまっていたら、日本経済は破綻していたかもしれません。 

日本のバブル崩壊から、日産の復活、ゴーン氏の逮捕、国外逃亡、今後の展開も含めて、是非、映画化して欲しいと思います。


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