鉄道創業の地 [ヨコハマ]
今年は鉄道開業150年ということで、桜木町駅に隣接したCIAL桜木町ANNEX ( https://www.cial.co.jp/sakuragicho/ )の旧横ギャラリーに行ってみました。
鉄道創業時に使用された蒸気機関車「110形」
1871年、英国のヨークシャー・エンジン社の製造で、1872年(明治5)年の鉄道創業時に「110号機関車」として新橋〜横浜間で使用されたそうです。
計器は圧力計だけしかない。
(圧力の単位がkg/cm2なので、オリジナルの計器では、なさそうです。)
機関室は、簡単な屋根しかついていないので、雨風の強い日には大変だったんじゃないかな。
明治初期の横濱停車場と街の風景
駅のあった場所(現在の桜木町駅)は、野毛浦の海の埋立地だそうです。
新橋から横濱まで、海を埋め立てたり丘(現在の青木橋付近)を切り開いたりの大プロジェクトだったんですね。
旅の小物と駅前送迎
鉄道で、キセルは良くないんじゃないかな?
鉄道創業時に使用された蒸気機関車「110形」
1871年、英国のヨークシャー・エンジン社の製造で、1872年(明治5)年の鉄道創業時に「110号機関車」として新橋〜横浜間で使用されたそうです。
計器は圧力計だけしかない。
(圧力の単位がkg/cm2なので、オリジナルの計器では、なさそうです。)
機関室は、簡単な屋根しかついていないので、雨風の強い日には大変だったんじゃないかな。
明治初期の横濱停車場と街の風景
駅のあった場所(現在の桜木町駅)は、野毛浦の海の埋立地だそうです。
新橋から横濱まで、海を埋め立てたり丘(現在の青木橋付近)を切り開いたりの大プロジェクトだったんですね。
旅の小物と駅前送迎
鉄道で、キセルは良くないんじゃないかな?
うみそらデッキに行きました。 [ヨコハマ]
横浜に健康診断に行った帰りに、(今更ですが)JR横浜タワーの「うみそらデッキ」に行きました。
空が広い
ビルの間から、横浜港が見えます。
久しぶりに都会に出て来たので、都会の大きな本屋さん(有隣堂です)に行ったら「抽象数学の手ざわり」という変わったタイトルの本があったので買ってみました。
岩波科学ライブラリー 抽象数学の手ざわり ピタゴラスの定理から圏論まで
https://www.iwanami.co.jp/book/b584810.html
まだ、0章(この本では自然数Nは、0から始まることにしている)の「ピタゴラスの定理から圏論まで」ぐらいしか読んでないのですが、「はじめに」には、こんなことが書いてあります。
「・・・20世紀に,物理学や生物学はそれぞれ量子力学や分子生物学の成立により,著しい変貌を遂げました.それとほぼ同時期に数学も抽象的な方向へ大きく転換しました.しかし高校までに学ぶ数学の大部分は,この転換期よりも前に完成したものです.そのため,数学でいまどんな対象について何を考えているのか,感覚がつかみにくくなっているように思います。
この隔たりを埋めたいと思ってできたのがこの本です.・・・」
そうなんですよね... 高校まで数学(受験数学)が得意だったけど、「大学の数学、全然わからない、デデキント・カットって何だよ、キットカットと違うの?...」って思った人、けっこういるんじゃないかな?(私だけ?)
この本は、そんな人たちにお薦めだと思います。
最近、「そんなの何の役に立つの、社会に出て使わない」って言うの流行っているみたいで、この本に対しても、Amazonのレビューで、「数学者の自己満足、数学者よりエンジニアの方がよっぽど数学できる」みたいな「言いがかりのような謎レビュー」がありました。(今は消されてるようです。)
最近話題の三角関数は必要だけど、現代数学は役に立たないと言う人も多いようですが、量子力学や分子生物学などに限らず、工学の分野でも、たとえばAMやFMなどのアナログ放送(アナログ変調方式)であれば、三角関数やフーリエ解析などを使って設計や解析を行うと思いますが、携帯電話の5Gのデジタル通信で使われているPolar code(これってWikipediaでは英語や中国語の説明はあるのに日本語は無いんですね)やRSA暗号やオペレーションズ・リサーチで使われる整数計画法(Integer Programming)などは、高校までの数学(受験数学)の世界にはなかった数学が必要になります。
金融の分野でも、「ブラック・ショールズ・モデルで三角関数を使うぞ」っていうのネットで見ましたが、少なくともメガバンクや大手証券会社などのセルサイドの実務では、10年以上前からブラック・ショールズ・モデルは使っていないはずです。(今どき使っていたら外資にカモられます)
高校までの数学(受験数学)と、現代の科学や工学(量子力学や分子生物学やICTなど)に必要な数学とのギャップをうまく埋めることができていないことが、デジタル化や先端技術分野で日本が世界から取り残されている原因の一つかもしれないですね。
空が広い
ビルの間から、横浜港が見えます。
久しぶりに都会に出て来たので、都会の大きな本屋さん(有隣堂です)に行ったら「抽象数学の手ざわり」という変わったタイトルの本があったので買ってみました。
岩波科学ライブラリー 抽象数学の手ざわり ピタゴラスの定理から圏論まで
https://www.iwanami.co.jp/book/b584810.html
まだ、0章(この本では自然数Nは、0から始まることにしている)の「ピタゴラスの定理から圏論まで」ぐらいしか読んでないのですが、「はじめに」には、こんなことが書いてあります。
「・・・20世紀に,物理学や生物学はそれぞれ量子力学や分子生物学の成立により,著しい変貌を遂げました.それとほぼ同時期に数学も抽象的な方向へ大きく転換しました.しかし高校までに学ぶ数学の大部分は,この転換期よりも前に完成したものです.そのため,数学でいまどんな対象について何を考えているのか,感覚がつかみにくくなっているように思います。
この隔たりを埋めたいと思ってできたのがこの本です.・・・」
そうなんですよね... 高校まで数学(受験数学)が得意だったけど、「大学の数学、全然わからない、デデキント・カットって何だよ、キットカットと違うの?...」って思った人、けっこういるんじゃないかな?(私だけ?)
この本は、そんな人たちにお薦めだと思います。
最近、「そんなの何の役に立つの、社会に出て使わない」って言うの流行っているみたいで、この本に対しても、Amazonのレビューで、「数学者の自己満足、数学者よりエンジニアの方がよっぽど数学できる」みたいな「言いがかりのような謎レビュー」がありました。(今は消されてるようです。)
最近話題の三角関数は必要だけど、現代数学は役に立たないと言う人も多いようですが、量子力学や分子生物学などに限らず、工学の分野でも、たとえばAMやFMなどのアナログ放送(アナログ変調方式)であれば、三角関数やフーリエ解析などを使って設計や解析を行うと思いますが、携帯電話の5Gのデジタル通信で使われているPolar code(これってWikipediaでは英語や中国語の説明はあるのに日本語は無いんですね)やRSA暗号やオペレーションズ・リサーチで使われる整数計画法(Integer Programming)などは、高校までの数学(受験数学)の世界にはなかった数学が必要になります。
金融の分野でも、「ブラック・ショールズ・モデルで三角関数を使うぞ」っていうのネットで見ましたが、少なくともメガバンクや大手証券会社などのセルサイドの実務では、10年以上前からブラック・ショールズ・モデルは使っていないはずです。(今どき使っていたら外資にカモられます)
高校までの数学(受験数学)と、現代の科学や工学(量子力学や分子生物学やICTなど)に必要な数学とのギャップをうまく埋めることができていないことが、デジタル化や先端技術分野で日本が世界から取り残されている原因の一つかもしれないですね。
抽象数学の手ざわり: ピタゴラスの定理から圏論まで (岩波科学ライブラリー 305)
- 作者: 斎藤 毅
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2021/07/20
- メディア: 単行本
あれから一年 [ヨコハマ]
今週末は、雨でステイホームだったので、去年の写真
ちょうど一年前の1月24日、春節前の中華街
中国の武漢で、新コロナウィルスが広まり初めて、横浜の中華街も観光客が少なくなっていました。
このころ台湾の会社と仕事を始めていたのですが、春節の休みの後、2月末まで休業になってしまって、計画が大きく変わってしまいました。
当時は、台湾、ちょっとおおげさだなど思ったのですが、徹底した感染予防を行ったことで、感染者や死者の数も抑えられ、経済への影響も少なくすることができたんですね。
ちょうど一年前の1月24日、春節前の中華街
中国の武漢で、新コロナウィルスが広まり初めて、横浜の中華街も観光客が少なくなっていました。
このころ台湾の会社と仕事を始めていたのですが、春節の休みの後、2月末まで休業になってしまって、計画が大きく変わってしまいました。
当時は、台湾、ちょっとおおげさだなど思ったのですが、徹底した感染予防を行ったことで、感染者や死者の数も抑えられ、経済への影響も少なくすることができたんですね。