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多摩湖 [多摩・武蔵野]


梅雨の晴れ間に、ひさしぶりに自転車で多摩湖に行きました。
湖のまわりの緑がずいぶん濃くなっていました。
午前中は、6月には珍しく、多摩湖から富士山が見えていました。

多摩湖橋を渡った後、上えん堤の下に降りると、ゴーッという滝から水が流れ落ちるような音が聞こえてきました。
水の音に誘われて、えん堤脇の森の中を進んで行くと、今までどこにあるのか、わからなかった連絡管路放水口にたどりつきました。

ここは、上貯水池から下貯水池へ水を送る水路になっています。

戦前の多摩湖の様子が土木学会附属土木図書館の土木学会図書館|戦前絵葉書 9.水道にあるのですが、12番の写真の場所なのでしょうか。
このページには、4番、5番に下貯水池と上貯水池の取水塔の写真もありますが、上貯水池の取水塔の形は今と昔では違うんですね。
下貯水池の方は、形は同じですが、昔は一つだった取水塔が今は2つあります。

写真の手前に写っているのが大正15年(1926)3月に完成した、一号取水塔、奥の方は、二号取水塔で、昭和48年(1973)2月に完成したそうです。
塔の外見は明らかに大正時代に造られた方が立派で美しいです。
もし今の文明が滅んで、塔が遺跡として残ったとして、これを調べた人(宇宙人?)は、一号取水塔ができてから数十年の間に、これを造った国の文明が衰退したか国力が衰えたと判断するのでしょうか。

今日は午後から予定があったので、多摩湖を一周して帰るつもりでしたが、せっかくの晴れ間なのと、いつもよりちょっとスピードを上げてきて時間に余裕があったので、かぶと橋を渡って、武蔵野の路の方へ行ってみました。
かぶと橋のカブトムシもすっかり木々の葉っぱに覆われています。

番太池のところのセンダンの花が満開で、薄紫の花が遠目からもとてもきれいでした。

このまま、自転車道路沿いに走って行くとトンネルに入ります。
この自転車道路は、かつて狭山湖(山口貯水池)を作る際に資材を運ぶために羽村山口軽便鉄道が通っていたそうです。

今日は、自転車で走るには、ちょっと暑かったのですが、トンネルの中は、涼しくてとても心地良かったです。


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