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国会議事堂の向き


国会議事堂の向き

と言っても、左とか右とかではなく、建物の方位
まわりのビルや道路と違って、ちょっと気になりました。



近くのビルに登って上から見ると、斜めになっています。





お天気の良い日は、議事堂の建物の延長線に、日光の男体山が見えます。


google earthで見ると、こんな感じ


ということは、江戸時代の街作りが方位を決めているのか...と思ったのですが、
国会議事堂ができる前後で、日枝神社のまわりの道路の向きが変わっているようです。

議事堂ができる前


議事堂ができた後



地図で確認すると

議事堂の正面は真っ直ぐ東京駅の方に向いているようです。


ネットで検索したら、こんなの見つけました。
『地形的側面から見た「ベックマンの官庁集中計画」の新解釈』
http://www.chikatsu-lab.g.dendai.ac.jp/s_forum/pdf/2007/%E7%AC%AC%EF%BC%91%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/5%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%BB%92%E5%AE%AE.pdf





明治時代に、日本政府から都市計画を依頼されたドイツの建築士ヴィルヘルム・ベックマンの都市計画図に今と同じ位置に国会議事堂が描かれています。
でも東京駅(ベックマンの計画では中央駅)は、今の位置より新橋寄りになっていて、東京駅に向けて議事堂を建てたわけではないようです。


『地形的側面から見た「ベックマンの官庁集中計画」の新解釈』には、ベックマンが都市計画を行う際に、富士山や東京湾の眺望を考慮していたのではないかということが書かれていますが、もしかしたら日光の山々の眺望も考えていたのではないかと思いました。



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