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禁断の花園 [多摩・武蔵野]

それは、厳重に管理された2重のフェンスの中にありました。






ケシ(一貫種)の花です。
国内で栽培許可されているのは6箇所だけで、都内では、ここ 東京都薬用植物園だけで栽培されています。
5月6日から5月25日まで、外側のフェンスが一部開放されて、近くでケシの花を見ることができます。(時間:午前9時30分~午後4時)
14日と15日は先着70名まで内側のフェンスの中に入って見学できるようです。



ケシ(ソムニフェルム種 トルコ種)



ケシの花についての講習会もありました。
アンパンに付いているケシの実って、本当にケシの種だったんですね、でも発芽しないように処理してあるそうです。



東京都薬用植物園には、温室と冷温室もあって、今日は入り口に、ヒマラヤの青いケシ、 メコノプシス・ベトニキフォリアの鉢が出ていました。
このケシには麻薬の成分はないので栽培は禁止されていないそうです。
暑さに弱いので気温が25度以上になると、冷温室の中に戻されてしまい、ガラスごしでしか見れなくなってしまいます。



花びらの色がとても神秘的で思わず見入ってしまいました。


温室の中は

バナナとか、



ブーゲンビリアとか、



ミッキーマウスとか、



たんこぶができちゃったミッキーマウスなどがありました。




でもやっぱり、この季節は、こんな花がいいな.

東京都薬用植物園


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コメント 10

amane

先日花展に行ったとき 残念ながら この青いケシの花はまだ蕾で
見ることが出来なかったんですが
ここで こんなに神秘的なものが見れてすごく嬉しいです
昨日ニュースでもちらっとやっていましたね
近かったら行ってみたいのになぁ 
残念
たんこぶが出来たミッキーマウスも笑わせていただきましたぁ
by amane (2007-05-12 19:32) 

Oimizu

夕刊にも載っていました。
二重のフェンスって、こうなっていたんですね。
外側のフェンスには、警告灯?

青い花のケシって本当にあるんですね。
フェンス越しで、この解像度!! って、かなりびっくりしました。
by Oimizu (2007-05-12 20:41) 

aoken

amaneさんコメントありがとうございます。

ケシの仲間は、ポピーとかヒナゲシとか綺麗な花を咲かせるものが多くて園芸種も沢山ありますね。
それだけ、人とのかかわりが長い花なのでしょうか...
植物には、動物や人間を利用して種を保存するものがいくつかありますが、ケシの場合は、麻薬成分と花の美しさで、人を魅了することで、種を保存する作戦なのかな?


Oimizuさんコメントありがとうございます。

フェンスには電線(高圧電線?)が張られていて、赤外線のセンサーと警告灯もついていました。
ヒマラヤの青いケシとてもきれいでした。
うちでも育ててみたいけど、25度以上になってはいけないので、温暖化の進んだ東京では無理かな...
by aoken (2007-05-13 08:55) 

トラ子

東京都薬用植物園には何十年も行ってません(@。@)
日本でも限定とは言え、ケシを栽培しているんですね~!
「幻の青いケシの花」美しいです。
by トラ子 (2007-05-13 19:00) 

sonare

朝日新聞で薬用植物園のケシの花の記事(写真入り)がでてたので、きっとaokenさんが行ってるだろうーーって言ってたんですが、やっぱりぃ~~:-)
2重フェンスで入れないって書いてあったけど、先着で入ることが出来るんですね。でも、怪しいひとだったら??(^^;)
by sonare (2007-05-13 23:52) 

aoken

トラ子 さんコメントありがとうございます。

日本は国際条約でアヘンの輸出が認められている4カ国のうちの一つだそうです。
でも国内では、研究用に栽培されているだけで、医療用に必要な量のほとんどはインドから輸入しているということです。(講習会で教わりました。)
青いケシは、光のスペクトルで計ると花の中で一番青いそうです。
近くで見るととても不思議な色です。
この花の色素を研究して、青いバラを作ろうとしている人たちも大勢いるそうです。


sonare さんコメントありがとうございます。

基本的に近くで、珍しいイベントがあると「見にいかなきゃいけない」になってしまうので、行動パターンは簡単に読まれてしまいますね...
アヘンは簡単には採取できないそうなので、フェンスの中に入っても、あんまり悪いことはできないようです。
あと種を盗んでケシを自分で栽培して麻薬を作るより、輸入したほうが安上がり(密輸であっても)のようです。
ちなみに北の将軍様の国は、国際法上は(も?)アヘンの輸出が許可されている国の一つです。
by aoken (2007-05-16 00:36) 

ヒマラヤの青い空を連想しました。
by (2007-05-17 14:17) 

「特別展 花」公式ブログ(通称:花展ブログ)事務局

こんにちは!
「特別展 花~太古の花から青いバラまで~」の公式ブログ運営スタッフの荒木です。

このたび、こちらのブログの東京都薬用植物園についての記事を、弊ブログの「会場ダイアリー」というコーナーにてご紹介させていただきました。このコーナーでは、青いケシをはじめとする会場の花々の様子、花にまつわる話題などをお伝えしています。

aokenさんのブログは美しい写真が豊富で、見ごたえがありますね。弊ブログにお越しくださった皆様にも有益な情報だと思います。よろしければ、弊ブログにも遊びにいらしてくださいね!
今後ともよろしくお願いいたします。
by 「特別展 花」公式ブログ(通称:花展ブログ)事務局 (2007-05-17 19:25) 

絵瑠

こんばんは。
厳重に管理されているのですね。
白花が綺麗ですね。
青いケシは昨年お花屋さんで売られて居るのを
見ましたけれど、お値段的にも環境的にも買われる方は
いらしゃらなかったと思いますが・・・。
by 絵瑠 (2007-05-18 22:50) 

aoken

tanaka-ma3 さんコメントありがとうございます。

「ヒマラヤ」っていうのが神秘さをさらに増していますね。
これが「田無の青いケシ」だと怪しいし、「池袋の青いケシ」だと妖しくなってしまいます。


荒木さん、ブログでのご紹介ありがとうございます。

「特別展 花 FLOWER」とっても興味あります。
6月17日までやってるんですね。
是非行ってみようと思います。


絵瑠(お婆ちゃん)さんコメントありがとうございます。

ケシを栽培するときに二重の柵でかこったりするのは、法律で定められているようです。
でもケシの種類によっては、風で種が運ばれたりして、思わぬ所で、花が咲いていたりすることもあるそうです。
青いケシ、家に欲しいけど、東京では育てるの難しいですね。
北海道とか、軽井沢の高原とかなら育てられるのでしょうか
by aoken (2007-05-20 20:22) 

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