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お正月の三溪園 [ヨコハマ]

三溪園のお正月イベントに行きました。

桜や紅葉の時期と違って、園内は人影もまばら、本当にお正月イベントやっているのかと、ちょっと心配になってしまいましたが...


鶴翔閣(かくしょうかく)で、立派な鯛が待っていました。



鶴翔閣は、三溪園を造った原三溪が家族との住まいとして建てたもので、床面積は平屋建てなのに950平米(290坪)もあるそうです。


今日は、この鶴翔閣で横浜萬屋心友会による包丁式がありました。





式の間、何度かお辞儀をされます、それに応えて見学の人もお辞儀をしてしまうのですが、解説の方から、このお辞儀は、食材に対してのもので、皆様へのお辞儀ではありません、という説明に思わず会場から笑いが


式題「宝船之鯛」

鯛で宝船を表しています。

雅楽の演奏は興禅寺雅楽会の方々でした。





三が日は、鶴翔閣の中の見学もできます。

広間

広いです。
広間には柱も無いし、窓側にも太い柱が無いので解放感のある造りになっていますが、どうやって大きな茅葺の屋根を支えているのか不思議です。




明治時代のFDR(ファイヤードア)とファイヤーウォール

書斎


お風呂は、意外と小さいです。

鶴翔閣へは、横山大観、下村観山、前田青邨らが泊まり込んで創作を行ったこともあるそうですが、みなさん小柄だったんですね。



聴秋閣


旧天端寺寿塔覆堂(きゅうてんずいじしゅとうおおいどう)の扉


臨春閣





旧矢箆原家住宅(きゅうやのはらけじゅうたく)




お正月の三溪園、ゆったりと堪能できました。







原三溪は、横浜市を本拠地とした絹の貿易により富を築き、三溪園を造って全国の古建築の建物を移築したり、芸術家の支援や福祉事業、地域の発展に貢献したそうですが、関東大震災後は、横浜市復興会会長や横浜貿易復興会理事長を務め私財を投じて横浜の復興に尽力したそうです。
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コメント 4

amane

いただきますという言葉は
その食材に対して感謝の気持ちを込めるのが
勘違いした親が
給食費払ってるんだから
言わなくてもいいでしょと言ったおバカな話は
有名ですが
まさにいただくことに感謝して
今年も良い一年になりますように・・・ 

by amane (2013-01-03 00:16) 

野次馬3

花の季節には数回行きましたが、冬の静けさもまた良きかな・・・という雰囲気ですね
by 野次馬3 (2013-01-03 08:19) 

トラ子

神聖な儀式は身が引き締まるようですね。
本年もよろしくお願いします。
by トラ子 (2013-01-03 20:32) 

aoken

amaneさんコメントありがとうございます。

植物や動物など命のあるものを食べるということや、それらを育てたり捕ってきたりしてくれた人々に対する感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思いました。


野次馬3さんコメントありがとうございます。

花や紅葉の無い時期は、見どころがなくてさびしいのかなと思いましたが、かえって建物の美しさを観賞するには良い季節だと思いました。
来年もまた来ようと思います。(もう来年の話なんて、鬼が爆笑してるかも)


トラ子さんコメントありがとうございます。

包丁式をされている方や、雅楽を演奏されている方や、鯛は身が引き締まっていたようですが、見学者は、緊張するとかそうゆう感じではなく、とにかく興味深々で注目していました。





by aoken (2013-01-05 19:40) 

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